胃ろう(胃瘻)の受け入れについて
- 胃ろうの受け入れはありますか?
- ございます。(2021/6/1現在、当施設では約8名、胃ろうの方がご入所されています。当施設では、口から食べたいといったご希望を持ってご入所される方も多数いらっしゃいます。すべての方の願いにこたえられるわけではないですが、当法人では少なくともそういった希望を持たれている方に寄り添ったケアを進めて、複数名の方が口から食べられるようになり、退所されていきました。その中には数か月で元気に口から食べられるようになり、自宅へ戻られる方もいれば、数年といった長い期間入所され、やっとの思いで口から食べられるようになってた方もおり、最後には大好物の鰻を食べていらっしゃいました。思わぬ長期入所にはなりましたが、歯科医師、衛生士、看護、介護、リハビリ力を合わせて何度も試行錯誤した結果に職員も大満足でした。こうした取り組みは全国紙にも4ページにわたり大きく取り上げられました。
胃ろうとは?
「胃ろう」とは、身体機能の低下などにより口から食事をすることが困難になった人が、胃から直接栄養を摂取するための医療措置のことです。
胃ろうの患者様の受け入れ態勢について(施設入所)
老健施設では医師の常勤雇用が義務付けられており、看護師は外部委託ではなく、施設に常勤として在籍している看護師が24時間365日必ず常駐している為、いつでも医師の指示を受けた看護師等が対応できる体制が整ってる為、ご家族もご本人も安心してご入所して頂けます。また、嚥下機能等を評価する言語聴覚士も常勤で2名配置しており、「基本理念である口から美味しく食べる」を念頭に、口から食べられるように職員一丸となって日々職務に励んでいます。
また、理事長が歯科医という事もあり、施設にはなかなかない歯科ユニットを併設し、週に3回は歯科医師と、歯科衛生士がご希望された方のご利用者様のお口の健康を診てくれます。また、ご希望があった方には入れ歯の新製も施設に入所しながら行っていただけます。さらには月に1度ケアマネージャー、歯科医師、衛生士、管理栄養士、介護福祉士、機能訓練士、看護師の全職種が集まりミールラウンドという会議を実施して、行程と成果を振り返り、今後のプランに反映させられるようにしています。研修等に関しては、経管栄養の知識を深める研修、介護職員へのたん吸引の研修なども行っています。また、毎日の口腔ケア・口腔体操にあたる看護・介護職員全員が同じスキルを持って利用者様の口腔ケアが行えるよう、歯科医師を招いた口腔ケアの研修などにも力を入れています。
その他の取り組みとしては、東京歯科大学の摂食嚥下チームの先生を施設に招き、嚥下内視鏡を使って飲み込みの状態などを検査するVE検査などの取り組みも行っています。
口腔ケアには歯科が勧めるブラシや、口腔内に刺激を与える特殊なブラシを使用しており、ご利用者様に合った口腔ケアを行えるような取り組みをしています。
また、食事の前にはセラピスト独自のトレーニングを取り入れ、時間をかけて唾液の潤滑作用や覚醒を促す働きも期待できる嚥下体操を実施。食事の自助具には言語聴覚士が厳選したものを使用して「自分で食べること」を大切にしています。ご飯を小さなおにぎりにして食べるなどの工夫もご自分でご飯を食べて欲しいから。さらにその方に最適な口腔ケアのアイテムをセットにして管理しています。
お問い合わせ先
医療法人社団 日成会
介護老人保健施設 音羽えびすの郷 相談部
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